冷凍のデブラを買って食べました
この記事はオモゐデ漁船アドベントカレンダー 18日目の記事です。
こんにちは。
utzboです。
皆さんは「歴史を刻め」というラーメン屋さんをご存じでしょうか。
もちろん知ってますよね。
関西を中心に展開する二郎インスパイア系のラーメン屋さんです。
このお店は冷凍のラーメンをネット販売しており、前々から気になりつつもなかなか買うタイミングがなかったのですが、12月の楽天のお買い物マラソン開催中に楽天市場で発見したのでポイント稼ぎついでに買ってみることにしました。
届いたものがこちら
店主のこ そのまま
スープと麺と豚が入っています。
麺は400gあるらしいです。
調理しようね
とどいたもの一式ともやし、キャベツ、刻みにんにく、結局使わなかった追加アブラと肉
ヤサイとスープを湯煎したらめんを茹でます
壮観ですね
約6分茹でたら完成です。
でかい
でかすぎて入る器がなかったのでスープの湯煎につかったボウルを洗って再利用しました。これがSDGsです。
肝心の味は、お店とコンビニ二郎系の間でお店の味寄りって感じでした。
お店の味が100、コンビニが0とすれば75ぐらいの位置。
麺はやはり本物なのでめちゃくちゃ美味しかったです。
ただスープが一回冷凍してるからか味がなんか違う。
といった感じでした。
あと肉がかなり小さいのと一つしか入ってなかったのが残念。
総じて個人的には結構満足です。
送料込みで2000円近くかかるので、近くに良いデブラ屋がない人にはおすすめかな~と思います。
関東にもっとラーメン荘増えてほしいな
あと記事とは関係ないですがコロナにかかりました。
めちゃくちゃしんどいのでみんなかからないように気を付けてね。
おわり
OBSを使ってCubaseをDiscordのGoLiveで配信する方法
やっとCubaseをDiscordで配信できたので書きました。
CubaseとOBSはすでに入ってる前提で説明します。
-
Yamaha SYNCROOMの導入
-
Cubase側での設定
Cubaseのマスターにsyncroom_vst_bridge_x64を挿します。
場所はどこでもいいけどPostの最下段とかがいいかも?
挿すとSYNCROOMのソフトが開きログインを求められるので、アカウントがない場合は作ってログインします。 -
OBS側の設定
ウィンドウキャプチャでDAWの画面をキャプチャします。
音声出力キャプチャで「ライン(Yamaha SYNCROOM Driver (WDM))」を選択します。
オーディオの詳細プロパティでさっき設定した音声の音声モニタリングを「モニターと出力」に設定します。
音声の設定画面の詳細設定でモニタリングデバイスを使用していない(音が鳴らない)オーディオデバイスに設定します。
これを行うことでOBS側からモニタリングした音が二重で聞こえてしまう問題を回避します。 -
DiscordのGoLiveでOBSを配信
配信時にOBSの外枠のグレーの部分が入ってしまうのを何とかしたいので知ってる人がいたら教えてください。
↓これの端の部分
22/10/9 追記
上記問題ですがOBSのウィンドウ上を右クリックしたら出てくるウィンドウプロジェクターってのを配信するとできました
おしり
Gymholaxをやりました(制作後記)
どうも、Gymholaxことutzboです。
タイトル通りなんですが、Gymholaxという名義を使ってわずかではありますが今年のイベントにちょいちょい顔を出したりしてました。
ここでは計画とか裏話とかいろいろ書いていきますんでご興味のある方はお付き合いください。
- そもそもいつから計画してたか
- 偽名を決めよう
- 2020年12月~2021年2月 動き出すGymholax
- 2021年2月 Ulster制作着手
- DoomsDayプロジェクトファイル破損~Aztec Altar制作
- BOF終了
- あとがき
そもそもいつから計画してたか
時は遡ること2020年9月
ちょうどBMSイベント「WORLD WAR - BATTLE ROYALE IN ALL REGIONS -」が終わったタイミングに、それまでぼんやりと考えていた偽名でのBMSイベント参戦を実行に移すべく動き出しました。
既に同年のBOFは2チームでの出場予定があったのでやるなら来年だなと考え、せっかくだからBGAつけてぇ~ということでparaneumannさんにお声がけした次第です。
実はその時点でparaneumannさんを誘ってた別チームがあったみたいで早すぎんだろ…って思ってました。
譜面メンバーにはバリエーションを持たせるため、いつもDP譜面を担当してくださっていたDoggieさん、FF内かつ無名戦同期でPMS作成に定評があるKhibineさんをお誘いしました。Khibineさんには7鍵の発狂も作っていただき本当に助かりました…。
偽名を決めよう
偽名をやるからにはもちろん別名義を考えねばなりません。名前を決めるときウツボを連想できるワードにしようと考えウツボのWikipediaを見ていたところ
おや?
良い感じの文字列があるじゃないか
ということでGymnothorax→「not」を消してGymhorax
これで良いんじゃね?ということで当初はGymhoraxで行こうと考えていましたが、Gymhoraxを検索したところGoogleが優秀すぎるせいで普通にウツボの写真が出てきたので一文字変えてGymholaxになりました。
ちなみにGymholaxを検索するとGymphlexっていう服のブランドが出てきます。
余談なんですがGymholaxさんはフィンランド人という裏設定があります。だから日本語を喋らなかったんですね。
チーム名のAhtyn Lauluはフィンランド語でAhtyn(フィンランド神話の漁や海の神)の歌という意味です。
フィンランド人にした理由は何となくです。
2020年12月~2021年2月 動き出すGymholax
出るならBOFいきなりじゃなくて別イベントから出して知名度を少しでも上げようということで出場しようと考えたのがPABATとSFESです(SFESはBMSじゃないけど)
12月段階でPABATに出した「Rigveda」を制作し始めました。
Gymholaxのコンセプトとして、神話や伝承×クラブミュージックというものがあり、Rigvedaは古代インドの聖典であるリグ・ヴェーダからタイトルを取りインド楽器を使った暗めのサイケとなりました。
PABATでは本名義を超え6位という好成績を収めることができたのでなかなか良い滑り出しだったと思っています。
余談なんですが、実はRigvedaはもともとクトゥルフ神話からとったGreat Old Oneというタイトルでcybermiso氏のSurveiller et punirみたいなぐちゃぐちゃでイカす曲を作ろうとして断念したという経緯があります。ほんとはこれBた作に出したかった…
SFESではキリスト教における最後の審判の日をテーマに2021年2月頃から終末的(?)なHardstyle「DoomsDay」を作成しました。
SFESはSephidさんに本名義の方でお誘いをいただいていたのでそちらの楽曲を作りながらの制作でしたので非常にキツかったです。卒研もあったし。
こちらも順位は本名義を上回り38位でした。
ちなみにこちらの譜面は某Floorイラストレーターに作っていただきました。超感謝です。
また、DoomsDayはBOFの2曲目にもする予定で作っていました。あれ?Aztec Altarはじゃあ何?となりますね。そのことについてはまた後述します。
これらの作品を作った後、Ulsterに着手を始めます。
2021年2月 Ulster制作着手
Ulsterはparaneumannさんに依頼を投げたあたりからケルトを作ろうと構想を立てていました。
出来たの全然Psystyleじゃないねぇ
後述しますがAztec Altarもここの計画からきてます。
当初はタイトルをMedbかConnachtaにしようと考えていました。
Connachtaはアイルランドに存在した王朝名でMedbはアルスター物語群に登場するConnachtaの女王です。
色々考えていましたが「これUlsterにした方がクーフーリンとかモチーフにしやすいし良いんじゃねぇか」となったのでタイトルをUlsterに決定。
こうしてなんやかんやで決まったのが現在のUlsterの曲構想です。ジャンル名は違うけどね。
構想が決まってからはイントロから作り始めました。
当時のwipが出てきたので貼っときます。
ここまでは一瞬でできたんですけどここからが超難航してほんとにキツかったです。色々展開を入れるにあたってリファレンスをたくさん集めてよさげな部分を真似して…というのを繰り返していました。
ちなみにリファレンスはこんな感じ
kanone - CO5M1C R4ILR0AD
uma vs. モリモリあつし - FIRST:DREAMS
(XFD1曲目)
Doggie - Hodge Podge
paraneumann - Weaponhuman
r - Knindler
r - Abendo
Camellia - Lúin Øf CeltchaЯ
Billx & Black Muffin - Irish Legend
Technical Hitch - Psycho Celtic
どれもカッコいい曲ばかりです。
Ulsterのハードスタイル地帯はHodge Podgeの0:40~を参考にしたんですがさすがに原曲に寄せすぎました…。反省してます。
ちなみにUlster、プロジェクトが重すぎてブレイク部分からプロジェクトを分けてます。プロジェクトを分けると音切りで死ぬのでやめた方が良いです。本当に。
あとインプレや配信でCO5M1C R4ILR0ADっぽいとかAre u kanone?とか言われたのでだいぶ焦りました。kanoneさんの方が圧倒的に曲作りが上手いです…。でもリファレンスを当てられたり作者と思われるのはなんだか嬉しいような畏れ多いような変な気分になりました。
そんなこんなで引っ越しが2回あったりネットがなかなかつながらなくてテザリング生活を強いられながら曲を完成させたのが7月頃です。
paraneumannさんのブログでも触れられていたんですが、尺が長すぎてどうしようと思っていたものの良い感じの落としどころが見つからず、泣く泣くそのまま使っていただくことになりました。本当に申し訳ない!!paraneumann.hatenablog.com
そうしてparaneumannさんから映像のwipが送られて来るたびにデカい声を出して時は過ぎ、10月半ばに完成したのがこちらです。
いやヤバすぎでしょ。
自分の曲に映像がついてるってだけでもヤバいのにクオリティおかしいでしょ。完成版もらった時普通に泣きそうになりました…。
これであとはDoomsDayの音切りして譜面作って終わりだ~と思っていたところ事件は起きました。
DoomsDayプロジェクトファイル破損~Aztec Altar制作
見出しどおりなんですが、DoomsDayのプロジェクトファイルがぶっ壊れました。
色々エフェクトかけたりしてレンダリングしたサンプルが消失し曲が再現不可能になっちゃいました。これに気づいたのが10/22です。BOF登録開始一週間切ってて状況がヤバすぎますが、曲を登録しなくてはチームが失格になってしまいますので急いで作曲を始めました。
早く作れる曲→テクノ or ハードコア or チップチューン→Gymholaxのコンセプトに合わせるなら→Tribal Techno→そういや当初Aztec Altarってタイトルにする計画あったな?→そうしよう
ということで作ったのがAztec Altarです。
10/24に曲を完成させ音切り、仮配置を済ませたら翌日Khibineさんから譜面が届きparaneumannさんからBGIが届きました。
実はAztec Altarは作曲開始~譜面、BGI完成まで3日しかかかってないです。やばいね。
曲公開時に空読無さんから反応が来たんですが、Aztec AltarはSEKIDOをめちゃめちゃリファレンスにしてるのでちょっと面白かったです。
そうして宣言曲数の2曲が完成したのでいざ登録です。
後は評価を待つのみ。
BOF終了
結果Ulsterは評価期間終了時点で62位、Aztec Altarは110位と、偽名にしてはなかなかの好成績だったのではないでしょうか。
ここまで来れたのは作品のビジュアル面を担当してくださったparaneumannさん、9鍵譜面や発狂譜面を爆速で仕上げてくださったKhibineさん、PABATにてDP譜面を作っていただいたDoggieさんのおかげです。お三方とも本当にありがとうございました!
あとがき
さて、ここからは少し個人的な反省と来年の予定について少し書きます。
Ulsterを作る際、実は音切りをし直したので譜面のコピー作業が発生したり動画の音源を公開直前でリマスター音源に差し替えてもらったりとparaneumannさんとKhibineさんのお二方には本当にご迷惑をおかけしました。
後は見た方もいらっしゃるかもしれませんが偽名情報編集時にミスして本名義がヘッドラインにおチラしちゃうという大失態もやらかしました。
この時もparaneumannさんにインプレでヘッドラインを流していただいたりしたのでparaneumannさんには本当に頭が上がりません…。その節は本当に申し訳なかったです。
今後はこういったことが起こらないように余裕を持った創作を心掛けます。アルバム制作も被ってたのでスケジュール管理も必要だ…。
反省はここまでにして少し来年の予定をば。
実は来年のBOFはもうチームが決まっており、個人的に僕が組みたい方にお声がけをして既にチームが動き始めています。僕のBGAを担当していただく方も決まってますのでお楽しみに!
他にはBMSかん字ドリルも出ようかなぁとは考えています。(スケジュール次第ではそっちは出られないかも)
Gymholax名義はまたどっかで使うかも。
といった感じで来年も動いていきますので皆さまよろしくお願いいたします。
良いお年を~
Thanks for reading :)
うつぼ
シンセを触ろうね(基本的なシンセ操作解説とリード編)
この記事は大阪工業大学 Advent Calendar 2021 22日目の記事です。
はじめに
この記事の内容は音楽を作ったりシンセを触ったりする人向けです。CSLの部員に向けて作った記事ですがせっかくなので公開します。
内容としてはシンセサイザーの基本的な使い方と音作りテクニックになります。音楽理論とかは説明しないから知りたい人は自分で調べてね!!
今回は(おそらく)フリー最強シンセ「Vital」を使用して解説を進めていきます。ここから先はVitalをインストールしてから読んでね。
本当はベースとかまで書きたかったけど時間ないからリードだけです。ごめんね。
時間ができたら他の項目も書きます。
- はじめに
- お前は誰
- ざっくりシンセの構造解説
- 事前に完成させたものがこちらになります
- 音を作ろう ~リード編①~
- 音を作ろう ~リード編②~
- 音を作ろう ~リード編③~
- 外部エフェクトをかけよう
- 重ねたものがこちらです
- おわりに
- 宣伝
お前は誰
OITのOBです。utzboという名義で曲を作っています。
Twitter: https://twitter.com/utzzbo
SoundCloud(作った曲が聴けます): https://soundcloud.com/utzbo/tracks
枚方キャンパスのCSLという音楽を作る部活に居ました。
単位を捨てて曲を作ったりしてたので在学中のCSL部員の方はそんなことしないようにしましょうね。
それでは解説に入ります。
ざっくりシンセの構造解説
大体のシンセはそうなんですがざっくり分けると4つの部分に分けられます
①オシレーター:音を出す部分
②フィルター:特定周波数の音を削ったり大きくしたりする部分(説明がむずい)
③エンベロープ/LFO:シンセの色々なパラメータに時間的な変化を持たせる部分
④エフェクト:音を歪ませたり残響を足したり色々やるところ
これらを駆使してシンセサイザーでは音を作っていきます。
さっそく音を作っていきましょう。
事前に完成させたものがこちらになります
音を本格的に作っていく前にまずは解説用に作ったものをお聴きください
良い感じのメロディですね。Stonebank氏のサンプルパックからMIDIを拝借してきました。ありがとうStonebank
この曲はドラムとFX以外の音は全部Vitalで作られています。(外部のInsertエフェクトとかはQ3とかLFOToolとか使ってるけどね)
ちなみにこの曲のトラック構成はこんな感じです。
ではこの曲のリードをどうやって作ってるかを見ていきましょう。
音を作ろう ~リード編①~
メロディがある曲では顔とも言える存在です。
この曲ではリードを3種類作り音を重ねています。この複数の音を重ねて一つの音を作る手法(以下レイヤーと呼びます)はシンセの音作りにおいて重要なテクニックとなりますので押さえておきましょう。
まず一つ目のLeadMidの音をお聴きください。
芯があり太い音ですね。
この音のパラメータ全体図はこうなっています。
オシレーター部分は基本的なSaw波形二つと至ってシンプルです。
ピッチ調整
真ん中の波形選択部分でSaw波を選んだら①でピッチ(発音される音の高さ)を変更しましょう。
PITCHの文字の右側の数字は-100~100まで設定できて、MAXに振り切ると音が半音上がります。逆に左側の数字は値が変わるとその分半音音が変化します。つまり1上げるとC3の鍵盤を押したときにD3、-12するとC3の鍵盤を押したときにC2の音が鳴ります。
これを利用してオシレーター2のピッチを-12しましょう。
位相調整
次に②のPHASE欄をいじります。ここでは音の位相をずらすことができます。
PHASEの文字の右側は「発音時の位相をどれぐらいランダムに動かすか」を変更できます。あまりピンとこないかもしれませんがここのつまみをいじるのは超重要です。今後の解説でも使いますので覚えておきましょう。
逆に左側は「発音時の位相の位置を指定」することができます。
これらのつまみを調整することで、二つ以上オシレーターが立ち上がっているときに音の鳴り方が変わります。
実際に右側のつまみを別の値に調整したものを聴いてみましょう。
※変化が分かりにくいのでいったんシンセ内エフェクトは切ってます
元の方
位相をずらした方
音の鳴り方が全然違うと思います。二つの音の波の干渉が起こるから鳴りが変わっちゃうんですね。波の干渉についてはここでは解説しないのでわからない人は調べてください。
先ほど説明したPHASEの文字の右側のつまみをいじると発音時の位相がランダムになり、鍵盤を押すたびに音が変わるといったことが起きますので、ずっと同じような音の鳴り方をさせたい!というときはこのつまみを0%に設定しておきましょう。
いい鳴りをするところ見つけたら次に進みます。
エンベロープ調整
ここでも音の鳴り方を調整します。ざっくりシンセの構造解説の③の部分にあたります。
6つのつまみがありますね。
それぞれ
DELAY:入力からどれだけ経ったら変化し始めるか
ATTACK:0からどれぐらいの時間をかけて設定した最高値に近づくか
HOLD:設定した最高値をどれぐらいの時間維持するか
DECAY:最高値からどれぐらいの時間をかけてSUSTAINの値まで減衰させるか
SUSTAIN:入力が続いているときに収束する値
RELEASE:入力が切れてからどれぐらいの時間をかけて値を0にするか
といった役割を持っています。
上記の中でもATTACK、DECAY、SUSTAIN、RELEASEはシンセ以外にもいろいろなソフトウェアで使いまくるので覚えておきましょう。一般的に頭文字をとってADSRと略されています。
文字だけだとわかりにくいとは思いますが、実際に音を鳴らしながらつまみをいじるとなんとなくわかると思います。Vitalではエンベロープ1がデフォルトで出力音量に割り当てられていますので、ENV1からいじってみましょう。でもリードではデフォルトからつまみを動かさずにそのままにします。
エフェクト
次はエフェクトを挿していきましょう。
Vital画面上部のEFFECTSをクリックするとエフェクト画面に移行します。ざっくりシンセの構造解説の④の画面ですね。
LeadMidではコンプレッサーとディストーションを挿しています。
簡単に説明するとコンプレッサーは音の波形を圧縮するエフェクト、ディストーションは音を割るエフェクトです。詳しく知りたい方は調べてください。
芯になるリードはあまり音を広げずにバキバキに音を割るといい感じになってくれがちなのでバキバキに音を割りましょう。
まずはマルチバンドコンプレッサー(周波数帯域ごとに音を潰せるエフェクト)を挿して高音域を持ち上げ低音域を下げ気味にします。ATTACKのつまみを大きくするほどコンプレッサーのかかりが遅くなりバチバチした音になってくれます。RELEASEはリードでは適当でいいです。
音を潰したらディストーションで音を割ります。
MIX(エフェクトのかかり具合)とDRIVE(音割れの強さ)は何も考えずにマックスにします。しかしこのままだと高音域がクッソうるさいのでフィルターを挿しましょう。
FILTERのPre(音を割る前にフィルターを挿すモード)を選択し、BLENDを左側に振り切ってローパスフィルターにしたらCUTOFFを調整して高音域を削ってあげましょう。なんかいい感じに鳴る部分を見つけたらそこでフィルターの調整は終わりです。RESONANCEをいじると違った味を出せて面白くていいですよ。
以上でLeadMidは終わりです。
音を作ろう ~リード編②~
次はLeadColorを見てみましょう。
単体で鳴らすとこんな音です。
ハードコアとかよく聴く人だと聴いたことがある音かもしれませんね。
早速オシレーターから見ていきましょう。
またSaw波形2つとシンプルですね。
今回も先ほどと同様ピッチとPHASEを調整した後、LEVELでOSC2のボリュームを下げています。が、さすがにこれだけだとあの音は出せません。
そこで使うのがLFOです。
LFO
これですね。
LFOは設定した波の動きに合わせてつまみを自動で動かしてくれる機能です。先ほど解説したエンベロープと似ていますね。
エンベロープと何が違うかというと、エンベロープは入力が必要なのに対しLFOは動作に入力を必要としません(入力をトリガーにすることも可能)。なんか自分でも言いたいこと分からなくなってきた。
文字で説明してもややこしくなるので実際に使ってみましょう。
LFO1と書いてあるところにマウスカーソルを合わせるとひし形のマークが出てきます。
この状態でクリックしLFOの動きを割り当てたいつまみにD&DするとそのつまみにLFOが割り当てられます(同じ方法でエンベロープも好きなつまみに割り当てられます)。
LFOをOSC1のPITCHの左側に割り当てたらこんな丸が出てきます。
出てきたら丸を右クリックして「Make Bipolar」を押しましょう。このモードは何ぞやというと、LFOのかかり方をつまみから見て一方向にするか二方向にするかというものです。これに関しては説明がしづらいので調べるか実際に使って覚えてください…。
Bipolarにしたら出てきた丸を調整しLFOのかかる最大値を設定しましょう。今回は1.9ぐらいにします。Altを押しながら丸をクリックすると数値を手入力で変えることもできますので活用してください。
ここまで出来たら丸部分の調整は終わりです。次はLFOを触っていきましょう。
VitalのLFOはウィンドウ上でダブルクリックすると点を増やせるので、デフォルトの形から点を増やしてこれと同じ形にしてください。
形を同じに出来たらMODEをSync(入力がある間FREQENCYの速さで動き続けるモード)に設定した後、FREQENCYの右側部分(デフォルトだと四分音符マークの部分)をクリックし、Secondsに変更します。その後FREQENCYの値を0.012にします。
設定が終わったらSMOOTH(LFOのかかり方を滑らかにする)好きな鳴り方をする位置に調整しましょう。DELAYをいじると鳴らしてから少し遅れてLFOをかけられたりもできます。STEREOの説明は割愛します。
これでLFOの調整は終わりです。エフェクトを挿しましょう。
エフェクト
今回のエフェクトはこんな感じ。
先ほどと同様にマルチバンドコンプレッサーを調整した後、ここでは音により色をつけるためPhaserというエフェクトを挿しています。
Phaserはその名の通り位相を乱した音を原音に付加することで音をシュワシュワさせてくれます。
今回はPhaserのFREQENCYを8/1にして8小節分の速さで動くように調整しています。その他のPhaserに関する詳しい説明はすいませんが省略させてください(正直僕もあんまり分かってない)。他は画像と同じように調整しましょう。
以上でLeadColorは終わりです。
音を作ろう ~リード編③~
次はみんな大好きSuperSawを作ります。
音を聴いてみましょう。
この音は聴いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。
つくりはこんな感じ
これもSawしか使ってません。SuperSawなので
ここでもピッチ調整はしますがPHASEはそのままです。SuperSawではPHASEのランダムを0にすると逆におかしくなります。
ここではユニゾンを調整します。
ここですね。vと書いてある方をいじるとオシレーターから鳴る音が増えると思っていただけるといいです。16vだとOSC1が16個立ち上がってる状態です。
その状態でUNISONの右側のDetuneの値を調整すると16個の音の各ピッチが少しずつずれます。こうすることでよく聴くSuperSawの音ができるんですね。あまりDetuneを大きくしすぎると変になるので20%程に留めておきましょう。
その後UNISONの下にある紫のやつを調整します。ここでは音の中心成分を強くするか広がった部分を強くするかという調整ができます。LeadSideの名の通りこの音はワイドな音をレイヤーしますので若干広げ目にしましょう。
エフェクトはマルチバンドコンプをこのように挿して終わりです。
簡単ですね。
これでリードの音作りは終わりです。
外部エフェクトをかけよう
ここからは少しシンセの機能からは離れます。さっき出来た音を重ねても微妙な音になるのでInsertで外部エフェクトを挿します。
LeadMid
そんなことを言っておきながらこれには挿しません。終わりです。
LeadColor
OTTというフリーのマルチバンドコンプレッサーという名のサチュレーターを挿して音をよりバキバキにした後、高音が耳障りなのと300Hz付近がLeadMidと被るのでEQで削ります。ここで使っているEQはFabfilter Pro-Q3を使ってます。便利なのでおすすめです。シンセ内部のEQはしょぼいのでQ3を使ってます。
こんな感じで挿してます。
LeadSide
このようにEQで300Hz以下を下げて1500Hz以上のSide成分を持ち上げています。MidSideを操作できるEQがないって?買いましょう。
これにて各トラックの外部エフェクトは終わりです。
重ねたものがこちらです
出来たものを重ねて鳴らすとこんな感じです。
だいぶいい感じですね。
本当はこの後に音にまとめてエフェクトをかけたりするんですがそこは割愛させていただきます。もう書き疲れた…。
知りたい場合はCSLの部員や知り合いの方でしたらDMなりなんなりで聞いてくれたら答えますので…。
おわりに
締め切りギリギリから書き殴ったので結構雑な書き方になってしまって申し訳ないですが、少しでも音作りのお役に立てたのであれば幸いです。
CSLの皆さんは単位を捨てない程度に曲を作りましょう!
宣伝
モロ宣伝なんですが、先日アルバムをリリースしました!!!!!
買って!!!!!!!!!!!
メロンブックス様
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=1130080
Booth
https://utzbo.booth.pm/items/3409191
Bandcamp
https://utzbo.bandcamp.com/album/infinite-colors
よろしくお願いします…
おしまい
今年買って良かったものとか2021
このブログはオモゐデ漁船 Advent Calendar 2021 12日目の記事です
昨年もやりましたが今年もやります。今年僕が買ってよかったものです。
去年のはこちら↓から
今年から社会人なので金遣いも荒くなりました。
めちゃくちゃプラグイン買ったんですが、あまり触れられてないものは省いてるので思ったより量は少なくなりました。前回はDTM関連以外も紹介していましたが、今回はプラグインのみにしたいと思います。
ちなみに順番は買った順です。
- MicroShift
- Heavier7Strings
- Phase Plant
- SubLab
- The Fiddle
- FilterFreak
- Vocodex
- Silk
- Celtic ERA
- ERA II Vocal Codex
- おしまい
- 宣伝
MicroShift
今年一発目に買ったプラグインはおそらくこれ。コーラスプラグインです。リードとかにかけて味付けするといい感じになってくれます。
Heavier7Strings
UIがいかついエレキギター音源です。内蔵エフェクトが優秀でそのままでも使えて良い。打ち込みもめちゃしやすい。
Phase Plant
今年どころか今まで買ったプラグインの中でもトップクラスによかったのがこいつです。
Kiloheartsが開発したソフトウェアシンセサイザーで、分類上はセミモジュラーシンセらしいです。シンセのその辺の分類はよくわかりませんがPhase Plantのすごいところは何よりも音作りの自由度。オシレーターはアナログ、ウェーブテーブル、サンプラー、ノイズの4種類で、エフェクトやモジュレーターを使って音作りをしていくんですが、これらをいくつも立ち上げられるので他のシンセにはできないような様々な音を作ることができます。買え!!!
SubLab
futureaudioworkshop.comサブベース用シンセです。サブべにこれ使うだけでめっちゃベース太くなるのでオススメ。ただ微調整はあまり効かないのでその辺は注意といったところ。
The Fiddle
ケルト音楽等で用いられる弦楽器「フィドル」の単体音源です。レガートのかかり方と自動ハモリ生成がなかなか良いですね。値段が安いのもGOOD。
FilterFreak
アナログ系フィルタープラグインです。Sylenth1のフィルターをそのまま取り出したようなプラグインでかかり具合が最高ですね。フィルターの味付けの変更や入力音をモジュレーションも掛けられて神 フィルターはこれがあればなんとかなりそう。
Vocodex
FLに付属されてるボコーダープラグインです。FLは持ってるんですが慣れてるDAWで使いたかったので買いました。ボコーダーという位置づけですがベースに挿すと音がおもろくなります。
Silk
中国や中東の楽器の音源です。サブスクに入ってますが単体買ってサブスク切ろうと思ったので買いました。二胡の音がマジでいいのでオススメです。僕は二胡を潰しまくってリードにレイヤーしたりしてますが…。
Celtic ERA
みんな大好きケルト音源Celtic ERAです。やっぱりバグパイプの音が良いですね。安心と信頼のBest Serviceです。ギターの音もめちゃ良かった。
ERA II Vocal Codex
安心と信頼のBest Serviceその2 去年の黒金で買ったERA IIのVocal特化版です。民族系(特にファンタジー系)のボーカルがたくさん入ってます。レガートがめっちゃきれい。
おしまい
おわりです。
宣伝
あからさまな宣伝なんですが、1stアルバム「Infinite Colors」発売中です。
メロンブックス様、Booth、Bandcampにて販売中です!
買って!!!!!!!
メロンブックス様
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=1130080
Booth
https://utzbo.booth.pm/items/3409191
Bandcamp
https://utzbo.bandcamp.com/album/infinite-colors
おわりです。
今年買って良かったものとか2020
この記事はオモゐデ漁船 Advent Calendar 2020 12日目の記事です
目次
はじめに
どうも、utzbo(うつぼ)です。曲を作ったりしています。
Twitter
某ウィルスにボコボコにされた今年ももうあと数週間で終わりを迎えようとしていますね。
皆様におかれましても、外出が減ったことである程度お金の貯えなどが出来たのではないでしょうか。
私は在宅でアホほど浪費したのでそうでもないですが。
といったところで、この記事では私が今年買った物(フリーの物も含む)の中からDTM周りとか関係なく良かったものをいくつかピックアップして簡単にご紹介します。
ちなみにピックアップするにあたって今年の購入物の総額ざっと計算したらウン十万使ってて笑っちゃった。
買って良かったもの(DTM編)
SD-90
いきなり生産終了製品です。
Roland社から販売されていた音源モジュールで、ZUN氏が主に使っている音源として有名。現在ではフリマやオークションでたま~に手に入ります。
私は運よく部のOBの方から売っていただけました。本当にありがとうございました。
DAWで使う場合設定がかなりめんどくさいので注意。やり方は忘れた。
HiTECH NINJA SAMPLES シリーズ
HiTECH NINJAことLapix氏によるサンプルパック集。
ドラム類だけでなく声ネタやベースライン、FX周りも充実していて非常にオススメ。特に少し前に発売された「HiTECH NINJA SAMPLES Scratch Junkie」はスクラッチ音が大量に収録されていて、スクラッチ系はこれがありゃ困らんやろというほど。
RX 7 Elements
みんな大好きiZotopeのノイズ軽減プラグイン。今はバージョンアップして8になってます。
私はBMSというものを作ったりもしているんですが、作る工程で発生するクリックノイズなんかをかなり綺麗に消してくれるので重宝しています。ボーカルのノイズ処理にもとても有用。
MetricAB
MIX用音源比較プラグイン。
参考音源を読み込んで自分の曲と比較ができます。モノラルで聴けたりステレオイメージで比較出来たり、またA/Bでの切り替わりが早いのが良。
Disperser
音をなんか太くするプラグインです。
マジでこれどのカテゴリに分類したらいいんですかね?Disperserを使ったような音を鳴らしたいときにおすすめです(やけくそ)。デモ版あるんで試してみては。
Misstortion 2
Name your own priceなのでフリーでも手に入るディストーションプラグイン。
Logic付属のClip Distortionをコピーしたプラグインだそうで、歪みキックの強い味方。良い感じに歪んでくれます。その辺の有料ディストーションより良いんじゃないですかね。
Pro-L 2
みんな大好きfabfilterが出しているリミッタープラグイン。
雑にGainを上げてもそれなりには綺麗に仕上がってくれる優れもの。
最近マスタリング時はOzoneを使った後マキシマイザーだけ切って代わりにL2を使ったりしています。
RC-20 Retro Color
レトロな感じのノイズや空間を再現するプラグイン。
VHSの質感を再現するプリセットのクオリティが凄くて驚愕しました。Lo-Fiなサウンドを作るときには大活躍間違いなしです。
Spire
https://reveal-sound.com/plug-ins/spire
ロシアのReveal Soundより販売されているソフトウェアシンセサイザー。
音がなんというかキラキラしてる気がします。太い音が鳴るので芯になるリードやベースとかに向いていると思います。x-compのかかり方が好き。
どうやらFL Studioとの相性が悪いらしいのでFL使いの方はご注意を。
Sylenth1
ロングセラーのソフトウェアシンセサイザーです。
音が良いだけでなく、なんといってもCPU負荷が軽い。アホみたいに軽い。いまだにアプデで軽くなり続けているらしい。謎技術。
軽さの代償かはわからないですが音が薄いのでレイヤーが必須です。まぁ、5台ぐらい立ち上げて各ユニゾン数16とかにしてもSerum1台のユニゾン数16より軽いんですけどね。
あとこのシンセ、ユーザー名がUI内に表示されるようになってまして、うっかり本名で登録してしまった人は気を付けてください(1敗)。
Nimble Kick
先ほど紹介したMisstortionと同じ会社が出している歪みキック専用サンプラー。
歪みキックを一つこれにぶち込んでやるとアタックのピッチはそのままにリリースのピッチだけ違和感を少なく変えられる優れもの。他にもアタック、リリースのどちらかだけにエフェクトをかけられたりもします。値段が3000円ちょっとと安いのも良いです。
ERA II Medieval Legends
ファンタジー系の生音音源です。
同社のCeltic ERAを買おうかと思っていたところ、フォロワーさんから『ケルトっぽい音』ならこちらも、とおすすめされまして、結局こちらの方を購入することに。
Best Service社の音源の評判は前々から聞いていましたが、噂通りの音の良さでした。楽器だけでなく声ネタやAtmosphere系の音も収録されており大満足でした。教えていただきありがとうございました。
ちなみにCeltic ERAはガチガチのケルトを作る際におすすめということも教えていただきましたので、そちらはまた来年購入予定です。
DTM周りはこんなもんです。他にもまだまだ紹介したいものはありますがさすがに書くのがしんどいので割愛。
買って良かったもの(DTM以外編)
モンスター パイプラインパンチ 355ml ×24本
売れすぎて生産が止まったあの"ピンク魔剤"。
今年の3月に生産が再開したのでこの機にと思い箱買いしました。
家に帰ると大量のピンク魔剤があるというのはなかなか壮観でした。
PS2 beatmania II DX専用コントローラ
通称専コン。生産終了製品です。
PS2のbeatmania IIDX用のコントローラーですが、コンバータを使うとPCでも使えます。
僕は主にBMSをするときに使っています。ハードオフとかでたまに5000~8000円ぐらいで売っている。
Ghost of Tsushima
元寇時の対馬を舞台にしたアクション/アドベンチャーゲーム。
今年買ったゲームの中ではこれが一番面白かったかも。
海外のゲーム会社が日本の時代劇をリスペクトして作ったそうで、日本の会社が作った同系統のゲームより日本感(?)が凄くて驚きでした。クロサワモードとかいうのもあるらしい。
ディサローノ アマレット
イタリアの杏仁リキュール。
近所のイタリア料理店で飲んだイタリアン・スクリュードライバー(これをオレンジジュースで割ったもの)が美味しすぎて自分でも購入。牛乳で割ると飲む杏仁豆腐酒が出来上がります。甘くて飲みやすいですが度数が28度と高めなので注意。
アイマスク
写真はいらんでしょ。
正直DTM周り以外ではアイマスクが一番買って良かったものかもしれません。
私はよく昼寝をするんですが、明るい時間帯に寝るとどうも寝つきが悪くて起きたときしんどくなります。でもアイマスクをつけると気絶したように眠れて、起きた時のしんどさもかなり軽減されるので昼寝をよくされる方は購入してみてはいかがでしょうか。
100均のやつで充分です。
おわりに
以上です。
これらの他にも曲とか大量に買ってるんですが紹介しきれないのでまた別の機会にでも。
今年は浪費しすぎたので来年からは少し抑えようかと思っています。
家計簿とかつけるの良いかもしれないですね。